2021年に起こった太陽光発電市場の変化

太陽光発電投資をするときには新規設置をするのが常套手段でした。事業として太陽光発電をする場合には20年間にわたって定額で電力を買い取ってもらえる制度が利用できたからです。しかし、2021年以降は新規設置をしても電力を全て固定価格で買い取ってもらえるわけではなくなりました。新規設置の低圧電力の太陽光発電所については自家消費をするのを原則とする仕組みに制度が変更されたからです。そのため、太陽光発電投資をするときには今までと同じ形で投資をしても利益を生み出すのが困難になっています。しかし、今後も太陽光発電市場を狙って投資をすることは可能です。中古市場を狙うことによって当面は効率的な投資をすることができます。

中古市場が狙い目なのが2021年以降

2021年以降に新規設置をして太陽光発電投資をしようとしても利益を得るのは難しいですが、既存の太陽光発電所を購入して運用することは可能です。設置するときに新規設備として申請をして認められていれば、稼働開始から20年間にわたって申請時の固定価格で売電することができます。現実としては設置をしてから稼働させていない状況の太陽光発電所がたくさんあります。このような発電所の売買をする中古市場が生まれてきたため、太陽光発電投資の新しい形として注目されているのが現状です。既に稼働している太陽光発電所も中古市場で売買されるようになっています。新規設置をするよりも安く手に入れられるので、やり方によっては大きな利回りを実現できる可能性があるのがメリットです。

太陽光発電の価格といえば、以前は電池やパネルなど、設備にかかるコストを指すことが多かったのですが、近年では、作った電力がいくらで売れるかという意味で用いられることも増えてきています。

えるどあ